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カテゴリー: 旅館 藤もと

旅館 藤もと その①

2日目の宿は黒川温泉から程近い奥満願寺温泉の一軒宿、旅館 藤もとです。
こちらも某雑誌で見てから一度行ってみたいなぁと思っていた宿です。選んだポイントはお風呂の豊富さとお食事でしょうか。
ここは全8室の小さな宿なのですが、大浴場の他に貸切風呂が4つもあって宿の中で湯巡りができちゃうわけですね。
そして評判の朝ご飯もぜひ味わってみたかったのです。
で、下でも書きましたがチェックインが午後3時だというのに2時半に着いてしまったわてら夫婦。

しかたないのでロビーで待たせてもらえるか相方が聞きにいくと、お部屋の用意は出来ているのでよかったらどうぞと案内してもらえることに。お風呂は3時まで使えませんが・・・と申し訳なさそうな仲居さんにこちらが恐縮してしまいました(汗)
案内されたお部屋は和洋室「麦笛」。相方といろいろ考えたんですが、たぶん客室名は昔の子供の遊びから取ってるんじゃないかなぁ。
こちらの宿には和洋室が2部屋あるんですが、違いは檜風呂が付くか付かないか。

どうせ温泉三昧だし、今回はお風呂が付かない和洋室を予約しました。
客室は1階の広々とした角部屋。フローリングの洋室と窓が二つある明るい和室というレイアウトです。
洋室にはシングルとダブルの幅が違うベッドとテーブルセットが。特に洒落たところはないのですが清潔でなんとも落ち着けるお部屋でした。
仲居さんが運んでくれたお茶とおはぎを食べながらしばしのんびり。窓を開けると川音が聞こえてきます~(´▽`)

アメニティも充実してました。中にはヘチマのボディスポンジも。
藤柄の浴衣もしっかりした生地でぱりっとしていて気持ちいい♪サイスも頼めばSサイズを持ってきてくれます。(そういえば地獄温泉 清風荘もSサイズがありました)
チビのReicoにはありがたいサービスです(笑)
特に気に入ったのが浴衣とおそろいの巾着。こんなに可愛い巾着は初めて!
内側はビニールになっているので実用性もバッチリです。
それではお風呂に行ってみましょう!

お風呂へは宿泊棟から雰囲気のある階段を降りていきます。
正面に男女別の大浴場が。朝になると入れ替わるのでどちらも楽しむことができます。そして左の引き戸を開けて渡り廊下を進んでいくと4つの貸切風呂が並んでいます。
貸切風呂はフロントに置いてある「入浴中」と書かれた札を借りてお風呂の入り口にかけておきます。つまりフロントに行けば貸切風呂が空いているかどうかひと目でわかるわけですね。
部屋数が少ないのでこの方法でも問題なし。実際Reicoたちが利用した時は必ずどこかしらは空いていました。

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旅館 藤もと その②

まずは大浴場へ。こちらも居心地のいい空間でした。
窓いっぱいに広がる木造りの内湯には少し白濁したお湯が満たされていました。
またもや貸し切り状態♪聞こえるのは川のせせらぎだけです。
熱過ぎず、ぬる過ぎず、ちょうどいい湯加減のお湯はまろやかで肌がすべすべになってく気がする。
いやーここもいいお湯でございます。

こちらが大浴場にある露天風呂。切石の湯船にはまたこんこんとお湯が溢れていました。上の湯船には屋根がついてるので雨の日も大丈夫。
目の前には川が流れていて緑がとてもきれい。マイナスイオンもたっぷり~って感じです。
実はこの露天風呂の下には川とほぼ同じ目線のダイナミックな川湯があるんですが、雨のため川が増量して入浴できなかったのです~(´□`;)

こちらが貸切風呂への渡り廊下です。こうゆうアプローチがすごく素敵♪
4つある貸切風呂は内湯と露天が2つずつ。それぞれとても魅力的なお風呂になっていました。
特に露天は2人で入るには充分すぎる広さです。どのお風呂も川に面していました。

こちらはそのひとつ、石造りの内湯です。
他のお風呂も写真を撮ったので後ほど写真集のほうに載せたいと思います♪

浴室棟への入り口のそばにある図書室です。
風呂上りにここでゆっくりクールダウンするのもいいかも。手前にはいろいろな本が置いてありました。
奥には田園風景が広がっています。

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旅館 藤もと その③

お風呂を満喫したら待望の晩ごはん!この日はお昼を軽くして万全の状態で臨んだよ(笑)
夕食は食事処で一斉に始まります。時間どおりに行くと入り口でスタッフの方たちがお出迎え。
案内されて部屋名が書かれたテーブルへ。この食事処では渓流とはまた違った田園風景が広がる素敵な景色が楽しめます。大きな窓で切り取られた夕景はまるで一枚の絵みたいでした。この景色もご馳走の一部ですね。写真が撮れなかったのが残念。

テーブルには前菜が用意されてました。まずは山葡萄の食前酒でかんぱーい♪(といっても飲むのは相方なのですがw)
山里の恵みをたっぷり詰め込んだお料理はどれもとても美味です~(* ̄▽ ̄*)
新鮮だからこそ味わえる鳥刺し、やっぱり食べたい馬刺し、そして旬の川魚のお刺身とお造りも個性的。

取り分けていただく野菜の炊き合わせは野菜の味がしっかり。しみじみ旨いなぁ。
この後茄子田楽、山女の塩焼きと続きます。

こちらは山菜の天ぷら。素朴なお品書きがほのぼのしますねぇ。
いつも書いてますが山菜を食べるとなんか血がきれいになっちゃう気がします~。お塩でいただきます。

そしてメインはしゃぶしゃぶ~(´▽`)しかも豚と牛のダブルしゃぶしゃぶ~(≧∇≦)

このお肉がもー絶品!美味し過ぎてReicoがトロけちゃうかと思いますた。
宿のご主人はもともと黒川温泉でお肉屋サンを営んでいたそうで肉の仕入れには絶対の自信があるんですね。
鳥と馬も合わせてお肉のグランドスラム達成ですよ(笑)
万全の体勢で臨んだおかげで〆の竹の子ご飯まできれいに平らげちゃいました。
満腹感もちょうどいい感じで大満足~(* ̄▽ ̄*)

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旅館 藤もと その④

幸せ気分でお部屋に戻るとターンダウンが済んでました。
和室の座卓の上にはデザートとフルーツが。これでコーヒーがあれば完璧なんだけどなーってちょっと欲張りすぎかな。
そして今度は藤色の浴衣と新しいバスタオルも用意されていました。嬉しい心遣いですね。
お腹もこなれた頃、相方と再びお風呂へ。渓流がぼんやり照らし出された露天風呂もまたいいもんです。
それにしてもGWの真っ只中というのにここはとても静か。遠くから聞こえる蛙の鳴く声と川のせせらぎの音だけの世界。

しみじみいい宿だなぁって思いました。
ぐっすり眠った翌朝は目覚めもさわやか。さっそく大浴場にひとっ風呂浴びに行きました。
運よくまたもや貸切り状態♪ひとり露天風呂でボーッで呆けてました。
風呂に入ると腹が減る(笑)評判の和の惣菜がどーんと用意されたブッフェ方式の朝ごはんの時間です~。
朝食も決まった時間に一斉にいただきます。確か8時半だったかな。

夕食と同じ食事処に行くとまたもやスタッフの方たちが気持ちよい挨拶と笑顔でお出迎え。この日もあいにく曇り空ですが朝もやに煙った田園風景もなかなかの風情です。
さっそくブッフェ台に行くとたくさんのお惣菜やサラダ、ハムや卵、そして自家製パンまでずらーっと並んでいて壮観でした。8部屋しかない宿なのにすごい手の込みようだなぁ。噂に違わぬ充実ぶりです。
好きなものを選んで席へ着くとマグカップでホットミルクがやってきました。これならお腹の弱いお父さんも安心だね!

ご飯とお味噌汁は持ってきてくれます。テーブルには他にもおかずが何品も。たっくさんのお袋の味に囲まれて幸せ~。
白いご飯との相性もバッチリですね。ここではしっかりおかわりしちゃいましたよ。
日本人に生まれてよかったなぁと思う瞬間ですね(^^)

宿を後にしてやっぱりとても印象に残ったのはお風呂かなぁ。ロケーション、泉質、、雰囲気、管理状態どれをとっても満足いく内容でした。

お食事も期待通り。特にお肉好きな人には強力プッシュです(笑)噂の朝ごはんも評判どおり旨かった!
そしてなによりこの居心地のよさは物腰の柔らかいご主人を筆頭にスタッフの方たちのさりげないサービスから生まれているんだなぁと泊ってみて実感しました。

旅館 藤もとは背伸びをせずに寛げるトータルで満足度の高い素敵な宿でした。ぜひまた訪れたい一軒ですね。

旅館 藤もと
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺金山6069-1
TEL:0967-44-0057

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