春の雨に花も散りつつありますね。
Reicoにとって桜という花は不思議といろんな記憶と結びついているようで、見上げるとふと思い出すことがあったりします。
今年は母のことばかり思い出してました。
不思議なもんで亡くなって初めて迎えた去年の春はちっとも思い出さなかったんですけどね。
なんとなく自分自身で記憶の奥深くにしまいこんでいたのかなぁ。これが月日というものなんでしょうか。
母が癌という病気を告知される前の年だったかな。二人で上野公園の桜を見に行きました。
まずはハヤシライスが美味しいと評判の洋食屋サンへ。
たくさん待ったけどすでに嫁に行っていた私は母と話すことがたくさんあったから
ぜんぜん苦じゃありませんでした。
ようやく入れたお店でハヤシライスとロールキャベツを半分コしながら食べたっけ。
お天気もよく、上野公園は大賑わいでした。
桜は、とても綺麗でした。本当にちょうど見ごろだったんでしょう。
突然母が出店を指差して「わたあめが食べたい」と言い出しました。
「何子供みたいなこと言ってんのよー」と軽口を叩きながらわたあめを買ってあげました。
お店の人にピンクがいいと言ってピンクの袋のわたあめをほおばる母はとても嬉しそうでした。
でも半分食べたところで止めてしまった母に「もういらないの?」と私が聞くと
「あとは家に帰ってからゆっくり食べるの」と笑っていました。
やっぱり母はいつまでも子供みたいに可愛い人でした。
そしてこれが二人で行った最後の花見になってしまいました。
まさかこんなに早く逝ってしまうなんて考えもしませんでした。
いくつになっても親離れができてない私は
たくさんの後悔を引きずりながら生きているような気がします。
もっとたくさんいろんなところへ母を連れて行けばよかった。
もっともっとたくさんいろんな話を母とすればよかった。
もっともっともっと・・・いまだに母への思いがふとしたきっかけで溢れ出てきて
自分で感情が抑えきれなくなってしまいます。
ここんとこ、そんな状態が続いたのはきっと花粉のせいですね(笑)
そして散りゆく桜とともにこの記憶もまた来年の春まで眠らせておくことにしましょう。
あーらしくない文章だなぁ(^^;)でもすっきりした!
タイトルは松たかこのシングルから拝借しました。この曲も泣いちまうんだよ~。
桜の雨、いつか
Published in ひとりごと
私も父が桜の季節に入院したので、桜を見ると辛いものがあります。
父も半年足らずの入院生活で逝ってしまいました。
もっと話をすれば良かった、もっと親孝行したかった、もっと、もっと・・・亡くなって初めて思いました。Reicoさんと一緒です。孝行をしたい時には親は無し・・って本当によく言ったものですね。
→ふぁびゅらす姐さん
コメントありがとーございます♪
姐さんもお父様を亡くされているんですね・・・お気持ちすごくわかります。
うちの母も入院したのが春先でした。とても不安な気持ちだったことを今でも憶えています。
ほんとうにおっしゃるとおりです。親不孝者のReicoは孫の顔も見せてあげることができませんでした・・・
読んでいて涙が出そうになりました・・・。
自分も30歳になって親と立場が逆転しつつある今日この頃には、とても身に染みるお話です。嫁に行くと毎日の生活にかまけてしまってついつい忘れがちですが、もっと親と過ごす時間を大切にしようと思います!
桜の木の下に埋まっている、というのは
常に思い出だったりします。
すべて、「かつて、いたはずの人」ばっかりだ。
無理はない。
親孝行しておかないと、ですね。
すでに人生の半分以上、親と離れて暮らしています。帰るのも年に1回だし、たまには東京に呼ぶかな、って思いました。
そのときは「黒船亭」にでも連れていきます。桜終わっちゃったしね。
→まししゃん
まししゃん、優しいね。なんかすごく嬉しいよ。
そう思ってもらえたらこの記事をアップした甲斐があったってもんですわ(´▽`)
いっぱい親御さんに親孝行してあげてくださいね♪
→文十兄ちゃん
だから墓場に桜は似合うのかもね。私もその言葉って頭に残ってるなぁ。
私、お墓で花見する日本の風習大好きです。
自分も死ぬときは桜が見える場所に埋めて欲しいなぁ。
→あかねしゃん
あはっ。さすがあかねしゃん!お店わかっちゃいましたね(笑)
離れていると気にかけていてもなかなか親孝行も難しいですよね。
ぜひ親御さん呼んであげて「東京だよおっかさん」あかねしゃんVer.やっちゃってくださいませ(´▽`)
親不孝なんてことはないよ。
お母さんが望んだことはReicoはんが元気で幸せに暮らしていくことだと思う。
悲しいときは思いっきり悲しむ。
後はやさしい思い出を残してくれたお母さんに感謝したいですね。
→ノリヲ。くん
うっ不覚にも泣きそうになっちゃったぢゃん。
ありがとね。そだね、泣きたい時は泣く。そしていつも母ちゃんのことは忘れないでいようと思います。
今こうして幸せに暮らせてるのも母ちゃんが産んでくれたおかげだもんね(´▽`)